適時開示情報「市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)入り」が出たら注目!その理由とは?

株式投資







株式投資をしている中で、適時開示情報に目を通していると「当社株式の市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)入りに関するお知らせ」という開示情報に目を通したことがある方もいるのではないでしょうか。

直近の例としては、(6538)株式会社キャリアインデックスの適時開示情報があります。

当社株式の市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)入りに関するお知らせ

今回の場合は、東証一部を維持するための規定として、株主数が2200人以上があるわけですが、キャリアインデックス(6538)はその株主数を下回ってしまったために、1年間猶予を与えられたという適時開示情報が出ました。

一年以内に株主数を2000人以上にできればこの猶予が解除されるというものです。

つまり、この会社は株主数が2200人を下回り少なくなったため、株主数を増やさなければいけなくなったということです。

そして、一年以内に2000人以上を達成できなければ二部に降格してしまうという通達が来たことがこの適時開示情報から読み取ることができます。

株主数を増やすために立会外分売を行う

次にこの企業は降格させられないように、株主数を増やす必要があります。

今回キャリアインデックス(6538)が株主数を増やすために行なった施策は立会外分売です。

適時開示情報の「株式の立会外分売実施に関するお知らせ 」からこの情報を仕入れることができます。

株式の立会外分売実施に関するお知らせ

立会外分売とは

そもそも立会外分売とは、企業が取引時間外に株式を割安で売り出すことを言います。

この立会外分売で、大株主などは大量の売り注文を細かく分けてさばいてゆきます。

買う側は割安で買えるので、もちろんメリットもありますが、大抵の場合は抽選となるために買いたくても買えない場合があります。

今回、キャリアインデックスは立会外分売を行うことにより、無事株主数を増やすことに成功しました。

立会外分売により指定替え猶予期間(株主数)解除

無事株主数が2000人以上となった結果として、指定替え猶予期間が解除され、「当社株式の市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)解除に関するお知らせ」の適時開示情報が発表されました。

当社株式の市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)解除に関するお知らせ

以下が分売に成功し、猶予期間解除がなされたという文言の抜粋です。

本日(平成30年7月26日)に当社株式100,000株の立会外分売を、申込株数100 株を上限とす る数量制限付分売にて実施し、全株式が約定したことから、同施行規則第311条第1項第1号f (b)に基づき、本日付で猶予期間解除となりました。

今後も株主を増やす施策が出てくる可能性がある

この一連の流れからわかることは、今後も株主を増やすための施策が出てくる可能性があるということです。

このまま施策を行わなければ、再び株主数が減少してしまうことが考えられるためです。

したがって、企業側からするとどうにかして株主を増やそうというモチベーションが働きます。

当然株を購入する側から考えても、株主となるメリットがなければその企業の株を買わないので、株式分割や増配などの株主にとっての何かしらのメリットを今後出してくる可能性があります。

そのような意味で、これらの適時開示が出た場合には注目すると良いと思います。