四季報で投資銘柄分析!最低限チェックすべき確認事項4選

株式投資







株式投資を行う上で、銘柄分析をする際には多くの場合会社四季報を使うと思います。

そこで、今回は会社四季報でチェックすべき確認事項をまとめました。

会社四季報で最低限チェックすべき事項は以下になります。

概要

まずは会社の概要を知る必要があります。

会社プロフィール

会社プロフィールでは、会社の全体像をざっくりと把握します。どの業種でどんなことをしている会社なのか、どんな特徴があるのかなどを大まかに把握できます。

またビジネスの特性や競合他社に対する優位性なども確認します。

ビジネスモデル的にストック型で安定的な収益を見込める会社なのか、差別化が難しく価格競争を起こしてしまっているのかなどによって、将来性も変わって来ます。

コメント

次に四季報のクオンツリサーチが調査した、四季報としての見解を確認します。

見出しで大まかな会社の財務状況などを把握できます。

例えば、「連続増配」や「安定感」などがついていれば、業績が安定して来ており、その余った資金を増配という形で株主還元しようとしているという大まかな味方をすることができます。

こちらを確認するには四季報オンラインであれば、有料プランに加入する必要があります。

業績

次に会社四季報で業績欄を確認します。

過去5年間の業績の推移

四季報の有料プランに入ると、過去5年間の業績(売上・営業利益・経常利益・純利益・一株あたり利益)と直近2年間の業績予想を見ることができます。

投資する前には、どんな投資戦略かに関わらず、この業績の推移を確認する必要があります。

理想としては、売上、営業利益が毎年10%以上成長していると、株価も安定的に上昇していく傾向があります。

投資手法は人それぞれなので、例えば、長い期間赤字だった企業が黒字化すると株価が急騰する場合があります。

その急登を狙って投資する手法もあるので、純増が良いと一概には言えませんが、長期投資をする上では業績の伸びは必須かと思います。

配当

次に配当状況を確認します。

理想としては、毎年増配を繰り返している企業が長期投資にはおすすめです。増配をするということは、配当目当ての投資家が長期目線で買いをいれてくる傾向があるので、株価が下落しずらく、安定的に上昇を見込みやすくなります。

また、増配をするということは、ある程度キャッシュがあり株主還元を考える企業ということがわかるので、投資家にとっては投資銘柄の選定においてポイントとなります。

財務

次に企業の財務状況を確認します。

キャッシュフロー

まずキャッシュフローを確認します。

キャッシュフローには以下があります。

  • 営業キャッシュフロー
  • 投資キャッシュフロー
  • 財務キャッシュフロー

詳細はこちらの記事でも説明しているので参考にして観てください。

決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編 (講談社現代新書)/お勧め書籍

2018.06.06

キャッシュ・フロー計算書の読み方

2017.12.05

営業キャッシュフロー

最優先でチェックすべきは営業キャッシュフローです。

営業キャッシュフローは長期投資をするのであればプラスである必要があります。

こちら指標は企業のメイン事業で利益をしっかり出しているかがわかり、業績欄の「営業利益」では誤魔化しきれない実情を営業キャッシュフローは教えてくれます。

投資キャッシュフロー

次に投資キャッシュフローです。こちらはどれくらいの資金を設備投資などの投資に回しているかがわかります。投資をしている場合は、投資キャッシュフローがマイナスの数値になります。

企業は先行投資を行い成長してゆくものなので、この投資キャッシュフローはマイナスであっても問題ありません。

ただ、稼いでいる額、つまり営業キャッシュフロー以上に投資してしまうと危険なので、投資キャッシュフローは営業キャッシュフローの絶対額より小さいことが理想です。

財務キャッシュフロー

最後に財務キャッシュフローです。

財務キャッシュフローは、銀行などで借りたお金を返済しているかどうかがわかります。

マイナスであれば返済をしているということがわかり、プラスの場合は借り入れを起こしている可能性があります。

現金

続いて現金をチェックします。

こちらはキャッシュになり、以下の有利子負債との関係をチェックします。

有利子負債

有利子負債は、有利子の負債、つまり借金などがそれに当たります。

こちらは少なければ借金が少ないということになりますが、同時にROEが低下する傾向もあるので、少なくとも現金と同額程度の有利子負債であれば安心して買うことができます。

また営業利益との兼ね合いもあるので、一概には言えませんが現金と営業利益に対してどれくらいの有利子負債があるかをチェックしておく必要があります。

自己資金比率

自己資金比率とは、会社内にある資本のうち、他人の資本と自分の資本の割合を表しています。

計算式としては以下となります。

自己資本比率

=自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)

意味としては、この数値が大きければ大きいほど、全体資本に占める自分の資本の割合が多くなるので安全であることがわかります。

目安としては、自己資本比率が40%以上あれば倒産しずらく安全であると言われています。

指標

続いて指標系を確認します。

時価総額

まずは時価総額です。これは意外と重要で、時価総額が小さければ小さいほど、企業が成長した時の成長割合が大きくなるため、株価の上昇幅も大きくなります。

逆に時価総額の大きな企業は安定していますが、その分、何か材料が出た場合でも反応が鈍くなる傾向があり、株価の変動幅が小さくなります。

ここで時価総額の目安ですが、特徴としては以下があります。

時価総額:数十億〜100億円程度

時価総額が非常に小さい企業。逆に言えば成長余地は無限にあり、テンバガーと言われる株価価が10倍に成長する企業は時価総額100奥円以下から生まれます。

時価総額:100億〜400億円程度

やや小さめの企業。成長余地もまだまだあり、機関投資家などが参入してくるのでその前にポジションを持っていれば、株価が大きく上昇するポテンシャルを持っています。数倍の成長が見込める。

時価総額400億〜2000億

中型の企業。感応度はそこまで高くないため、材料が出てもそこまで株価が動かない傾向があります。成長余地としても数倍程度。

時価総額:2000億以上

大型の企業。感応度は低く、成長余地もそこまでない。

予想PER

PERはかなり重要で、株価が割高であるか割安であるかを把握します。全市場の平均はPER15倍程度と言われており、PER15倍以上であればやや割高、PER15倍以下であれば割安と判断できます。

ただ業種によってもPERは変わってくるので、競合他社のPERや業種別PERと比較して判断すると良いと思います。

PER割高の場合は安くなるまで買うのを待つと負ける確率が減ります。

株主

次に株主をチェックします。何をチェックするかというと、社長が株主に入っているかという点です。

社長がある程度の株式を保有していれば、株価を上げるインセンティブも働くので、株価が上がりやすい傾向があります。

浮動株比率

浮動株比率もチェックをお勧めします。

浮動株比率とは一般の投資家が売買できる株の比率です。この浮動株が少ない場合、売買できる株数が少ないということになるので、多くの投資家に変われると一気に上昇する傾向があります。

理由は、株価は需要と供給で決まり、浮動株は供給される株に値するので、買いが入ると上がりやすい傾向があります。

まとめ

これらの項目を一通りチェックすることで、銘柄の業績と市場からの評価、全体像を概ね把握することができます。

短期投資であれば、需給で株価は動くのでそこまで気にする必要はありませんが、数ヶ月以上の中長期投資をする場合はチェックすることで負けを減らし、勝率を高めることができると思います。

ぜひチェックしてみてください。