景気回復時に景気敏感株を買うべき理由

投資手法







今は株式相場は比較的好景気で日経平均も高値更新し、2万4000円をつける場面もありましたが、経済にはサイクルがあるので、必ず景気後退期がいつか訪れます。

景気後退期は耐え凌ぐ投資戦略が必要ですが、今回は、その景気後退期を経て景気回復期に差し掛かった際の投資戦略について記述します。

景気敏感株は活況期入りで優良株を上回る上昇を見せる

景気敏感株は景気後退期を経て活況期に入ると優良株を上回る上昇を見せる傾向があります。

景気敏感株とは

景気敏感株とは、文字通り景気に敏感な銘柄ですが、景気敏感株にはどのような銘柄があるのでしょうか。

景気敏感株のセクター

セクターとしては、以下に挙げられるグループになります。

  • 鉄鋼
  • 海運
  • 金属全般
  • 不動産
  • 非鉄金属
  • 証券

これらのグループに属する景気敏感株、特に素材関連株は不況期から活況に好転する際に、通常の優良株のパフォーマンスを大きく上回る勢いで上昇する傾向があります。

景気敏感株の例

これらを代表する銘柄としては以下が挙げられます。

  • 東邦チタニウム
  • コマツ
  • ケネディクス
  • 東急不動産
  • 三菱商事
  • 三菱製鋼

景気敏感株が大きく上昇する理由

ではなぜこれらの景気敏感株は、活況の際には大きく急騰するのでしょうか。

景気が良くなり市場が好況となると、不動産や自動車などが売れるようになります。

すると、それらのプロダクトを生産するための部品となる材料が必要になります。

例えば、化学企業であったり、鉄鋼系の材料であったりの需要が大きく伸び、それらを扱っている素材関連株の業績が伸びることが理由となります。

このように通常の優良企業と異なり、企業努力では超えられない需要の流れを捉えることで、株価も大きく上昇するようになっています。

特に、景気が低迷期を経て回復し始めた頃にこれらの景気敏感株は大きく影響を受け上昇を始めます。

景気後退期には景気敏感株を売る

景気後退が始まると、先に示したサイクルの逆回転が始まります。

不景気になると大きな買い物の消費が冷え込む傾向があるので、自動車や不動産の購入が控えられるようになります。

すると、当然、それらの材料の需要も落ち込み、素材関連株にはじまる柄景気敏感株の株価は大きく下落を始めます。

景気後退期の下落率の大きな銘柄の例

2008年のリーマンショックが起きた際の景気後退期には以下の銘柄は大きく下落しました。

  • 東邦チタニウム:70%下落
  • コマツ:60%下落
  • ケネディクス:90%下落
  • 東急不動産:70%下落
  • 三菱商事:60%下落
  • 三菱製鋼:50%下落

下落率は概算ですが、このように大きな下落をしています。

まとめ

このように素材関連株を筆頭とした景気敏感株は、景気の浮き沈みに最も大きく影響を受けます。

したがって、景気の動向が見えた際には、これらの銘柄を動向に合わせて中長期で保有することで、大きなパフォーマンスを狙うことが可能となります。

ぜひ景気敏感株にうまく乗り、利益を最大化してみてください。