広告運用前の問い合わせ数シミュレーション算出方法

リスティング広告







今回は、広告運用前の段階で、どれくらいの費用をかければ問い合わせが一件取れるかのシミュレーション方法についてご紹介します。

あくまでも推算なので、参考程度のシミュレーションとして活用ください。

前提条件をセットする

今回はゴールを問い合わせ数(コンバージョン数)と問い合わせ単価(コンバージョン単価)としてシミュレーションを行います。今回はホームページ制作の商品を販売する場合を例にご説明します。

そこでまずは下記項目を仮定して行きます。

予算を仮定する

まずは予算を仮定します。月間で割くことのできる予算です。

今回は10万円と仮定します。

・月間広告予算:100,000円

平均クリック単価を仮定する

次に平均クリック単価を仮定します。

クリック単価は、キーワードプランナーでざっくりと算出することができます。

例えば、「ホームページ 依頼」キーワードでのキーワードプランナーでの推奨クリック単価は419円となっております。これだけでなく、関連してくるキーワードを一通り見た上で全体的なクリック単価の費用感を算出します。

この費用感よりも平均クリック単価は低めになる傾向があるので、これらの単価の80%ほどで平均クリック単価を設定します。

今回はホームページ制作のリスティングをかける場合を想定しているので、430円くらいがキーワードプランナーで見た主要キーワードの平均となります。

そのキーワード平均単価の80%を今回の平均クリック単価に設定します。今回は計算しやすいように350円で設定します。

「ホームページ制作」はレッドオーシャンになっているので、実際はもう少し高騰していますが各キーワードの平均値をここで平均クリック単価として設定します。

・平均クリック単価(CPC):350円

※平均CPCは通常ビックワードのクリック単価から20%〜40%ほどディスカウントされた値段になります。
※実際の価格はオークション形式であるため、競合の入札単価に依存します。

サイトのコンバージョンレートを仮定する

ここでサイトのコンバージョンレートを仮定します。

・コンバージョンレート(CVR):2%
(=100人アクセスした際の問い合わせがおこる確率)

※業種、業態、単価にもよりますが通常1~5%に収まります。
※CVRはLP/サイトデザインに依存します。

サイトのコンバージョンレートとは

サイトのコンバージョンレートとは、対象のサイトにユーザーを流し込んだ際に何人が問い合わせに至るか(コンバージョンするか)の割合を意味しています。

例えば100人流し込んだところ、3名が問い合わせた場合、コンバージョンレートは3%となります。

これらの仮定した数値を元にシミュレーションに入っていきます。

仮定した前提条件よりシミュレーションを行う

総クリック数の算出

運用額を平均クリック単価で割ると予算内の獲得できる総クリック数が算出されます。総クリック数算出の式は以下となります。

総クリック数
=運用額/平均クリック単価
=100,000円/350円
=285(クリック)

問い合わせ数の算出

問い合わせ数は、上記で算出した総クリック数に前提条件で設定したコンバージョンレート(CVR)を掛け合わせることで算出できます。問い合わせ数の算出の式は以下となります。

問い合わせ数
=総クリック数×コンバージョンレート(CVR)
=285クリック×2%
=5.7(件)

・問い合わせ単価(CPA)の算出

問い合わせ単価(CPA)は前提条件で設定した運用学を上記で算出した問い合わせ数で割った値になります。

問い合わせ単価(CPA)の算出の式は以下となります。

問い合わせ単価(CPA)
=運用額/CV数(問い合わせ数)
=100,000円/5.7件
=17,500(円)

ここで一件問い合わせを得るのにかかる費用が出てきます。
=17,500円

・広告表示回数の算出

広告表示回数はあまり算出する意味はありませんが一応記述しておきます。総クリック数を前提条件で設定した2%で割ることで算出されます。表示回数の式は以下となります。

広告表示回数
=クリック数/クリック率(2%で計算)
=285/2%
=14,285回

このようにそれぞれの値を推算することができます。

シミュレーション結果

今回のシミュレーションとしては、10万円の資金を広告に投下した際に、前提条件の設定した値が成立したとすると、問い合わせ数は5.7件取れるということが予測できます。

また、問い合わせを1件獲得するのにかかるコストは、17,500円であることが算出されます。

これらはあくまでも参考程度に見るべき値ですが、全く予測せずに広告を始めるよりはある程度の基準を持ってスタートした方が計画的に運用が行える思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。